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学校長ブログ
本日は2校目の交流校、永登浦(ヨンドゥンポウ)女子高校を訪問しました。金泉が男子校だったので、ちょうどバランスが取れた形です。
韓国は年上の人への礼儀が大変重んじられる一方で、生徒や保護者からの要望も強く、制服はあるものの、生徒たちの服装はかなり自由です。髪の毛を染めている生徒もいれば、タイトスカートの制服は日本では考えられないほど短いスカートを履いています。ただし、過酷な大学入試を突破しないといけないので、勉強時間もすごくて、学校の自習室は夜10時まで開いてて、塾に行く生徒もいるけど、多くの生徒がここで勉強しているそうです。服装は自由だけど、勉強が大変という傾向は、日本以外の東アジア全域に見られる傾向で、台湾や中国でも同じでした。子どもの人権が認められていく中でどんどん変化しているようで、この辺りはむしろ日本が遅れているのかもしれません。
交流会では両校校長の挨拶の後はプレゼント交換、生徒による学校紹介と進みましたが、その後教員は校長室にお招きして頂き、コーヒーを頂いたり、校内を案内して頂いたりしました。女子校だからというよりも、この学校がユネスコスクールなので、校内の至る所に花や観葉植物が植えられていたり、生徒が20人以上入れるような大きなカウンセリングルーム(兼ピアルーム)があったり、多くの絵画が飾られていたり、自然とアートを中心に校内が設計されている事がよく分かりました。そのせいか、生徒たちは本当に良い子たちばかりで、交流をした本校生の満足度がすごく高く、生徒たちは全員がもう一度韓国に来たいと言っていました。お互いの国の歴史や文化までの話ができたかどうかは分かりませんが、仲が良くなったことは間違いありません。帰国後も交流が続くことを祈っています。
昼食を食べた後は、景福宮と北村韓屋村へ行きました。景福宮は朝鮮王朝時代の宮殿で、青瓦台の近くにありかなり大きな宮殿です。また北村韓屋村も近くにあるのですが、昔の韓国の家屋をそのまま残している地域で他の観光客がいなければタイムスリップした感覚があります。言うまでもなくどちらも世界遺産です。ここでは韓服体験ということで、昔の韓国の服を着て、歩き回りました。コスプレみたいで恥ずかしいんじゃないかと思ってましたが、現地では半数の人たちが同じように韓服を着て歩き回っており、韓国のドラマに出てくるような、当時の宮廷時代を思いながら歩くのも一興でした。生徒たち、中でも女子は可愛いチマチョゴリを着ることができてここでも大満足だったようです。ただ、午後から急に気温が下がり寒くなったので、北村韓屋村は少し短めの時間にしました。