学校長ブログ

学校長ブログ

「試行錯誤する学校」〜大人の学習合宿in 福山に参加してきました

3月15日(土)、16日(日)

「試行錯誤する学校」〜大人の学習合宿in 福山は、久田教育研究所が主催する教育関係者向けの宿泊研修で、たまたま3月15日に広島国際大学の卒業式に参列する出張があったので、都合よくその日の午後から福山に向かい、参加しました。

「それって何のため?」「この事の本質は何だろう」と普段は気にしても、なかなか突き詰めて考える事のない、我が国の学校や教育が抱える問題、本質的な問題を二日間にわたって、対話の中で考え、突き詰めました。正解主義や同調圧力から脱却し、真の民主的な学校つくりについて考えた、本当に濃厚な2日間でした。

最初のワークでは「小学校~それは小さな社会」という今、海外で話題の映画を見て、日本特有の教育的価値観について、是非を討議しました。良い面もあるのだけど、そこに存在する不気味な違和感を感じる人と感じない人がいるのだろうなと思いました。次のワークではグループを変えて、「①どんな社会を創りたいのか」「⓶民主的な学校を作るには何が必要か。」「③それを阻害している要因は何か。」を話し合い、付箋にまとめ、発表しました。

2日目の最初のワークでは、現学習指導要領を作成した中心人物である、文部科学省の合田次長の講演をオンラインで聞いて、質問をしたり、学校が抱えている問題について、どうしてそれが起こっているのかの因果関係ループ図を作成したり、とにかく頭をフル回転させた2日間でした。

子供たちの未来を真剣に考えようと、30名近くの大人たちが(教員とは限らない)、北は青森、北海道、南は長崎、熊本まで、全国から福山に集まり、熱く語り合った事自体が何よりもすばらしいと感じました!