学校長ブログ

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台湾の姉妹校、彰化女子高級中学からの訪問

1月22日

この日は、本校の姉妹校である、台中にある国立彰化女子高級中学の生徒63名と先生方6名が本校を訪問されました。この学校との交流は2021年のコロナ真っ最中に始まりました。本校の科学探究授業ガリレオプランを履修している生徒から有志を募り、オンラインで英語で研究発表を行うという大変難易度の高い取り組みからスタートしました。そして2022年12月に私が台湾教育部から日台教育交流20周年のイベントに招待された時に姉妹校の締結を行いました。

先方からは昨年に続き2度目の訪問、本校からは昨年3月に希望者を募って訪問してきました。両校の校長は当初より変わっていないので、交流においては全てが非常にスムーズに進んでいるかと思います。歓迎セレモニーでは両校校長のスピーチ、プレゼント交換、生徒による学校紹介や歌やダンスの発表など、終始和やかに進みました。その後、ランチ交流とその後のミニコンサートを吹奏楽部の皆さんが引き受けてくれました。どちらも大変盛り上がり、ミニコンサートではアンコールの声も出たほどです。

その後は夕方まで授業体験や部活動体験に参加されましたが、満足度は非常に高かったようです。もちろん本校生も今回の交流で成長できました。一日の国際交流で急に英語力が身に付くわけでは決してありません。しかし、異文化に触れたり価値観の異なる人々と接することに大変刺激を受け、これが人生を考えるきっかけになったり、勉強のモチベーションに繋がったりします。短期でも留学できれば、日本という狭い国ではなく、世界を基準に物事を考えるようになり、視座が高まります。これが一番大きいかなと思います。

子どもたちはこのような交流が大好きです。前日の中国四川省の訪問の時も、中学生からもっとこういう機会を増やして欲しいと言われました。海外の人とコミュニケーションを取ろうと思えば自然と英語を話します。授業のように「勉強しないといけない」という感覚ではなく、「英語を話したい」という非常に自然な気持ちで英語を学びたくなります。言語習得ではこれが非常に大事です。来年度から、高校2年生でグローバル探究コースが始まります。常に留学生がいる環境で自然と英語を話す生徒が増えてくるのは間違いないと思います。