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学校長ブログ
7月10日(水)
高校でガリレオプランを履修している一貫コースⅠ類、スーパーコース、薬学医療系進学コースの全学年の生徒たちに集まってもらい、サイエンスフォーラムを開催しました。この行事は3年生に最後の発表をしてもらい、1年生は2年次からの研究のテーマを考える機会に、2年生は進行中の研究の参考にしてもらい、縦の関係性を構築することが目的です。さらに、大学の研究者や企業人に講演をしてもらって、将来の進路を考える機会にもしてもらっています。コロナ以前は、全3年生にポスター発表をしてもらっていましたが、コロナ後密集を避けるために、前年度の発表会の審査員特別賞チームと最優秀チームに発表をしてもらいました。1年生が研究のテーマを考える参考にするのであれば、そろそろ前のようにポスター発表に戻してもいいかもしれません。
3年生の発表では、「血栓の生成を防ぐ人工血管」を研究したイノベーションゼミ理系チーム、「モウセンゴケの食事の観察」を行った生物ゼミチームが発表してくれましたが、いずれも高いレベルの発表であり、1年生の参考になった事と思います。また、第二部は元トビタテ留学ジャパン事務局の稲垣享一朗先生が「探究と社会と面白いキャリアの作り方」と題し、自己紹介から探究を軸とした幸せな人生のつくり方について話をしてくれました。また、第三部は、大阪大学副学長の豊田岐聡先生より「探究(研究)っておもしろい?〜大学教員が考える欲しい人材像〜」というタイトルでご自分の研究についての説明もされながら、大学が欲しい学生像について説明されました。「最近は知識だけで、研究の動機に乏しい学生が多く、そういう生徒は入学後に伸びない。研究(勉強)は面白いからこそ、継続できる。そう思ってもらえる生徒に入学してもらいたい。」と話されました。AO入試が総合型選抜に移行する中で、学力テストが義務づけられたが、それによって研究のモチベーションの低い生徒が多く入学しており、入学後の伸びが低くなってしまっている、という大学の悩みを語っておられました。ガリレオプランにおいては、自分の心からの興味で研究を続けてもらいたいと思います。
池田教育改革担当教頭の終了後の挨拶
終了後に長時間質問をする生徒もいました。