常翔学園高等学校

常翔学園高等学校

【特進コース2年( &1年)】修学旅行事後学習会

本日12/18(水)、特進コース2年はベトナム修学旅行の事後学習会を実施いたしました。


まず1〜2限に特進コース4クラス全員で近藤秀将氏の『アインが見た、碧い空』を原作とした映画「縁の下のイミグレ」を鑑賞いたしました。この映画はベトナムからの技能実習生をテーマとした映画で、コミカルな場面もありながらも、外国人労働者や移民問題、そして何よりこれからの日本社会を扱った重いテーマで、みな真剣に鑑賞していました。


原作者の近藤秀将氏は常翔学園高校の前身である大阪工業大学高校の卒業生で、先日、キャリアセミナーで講演していただきました。映画では、講演のお話と重なる箇所も多く、これからの日本社会を考えるいいきっかけとなったのではないかと思います。


3〜4限は2年生の各クラス代表チームが、1年生の特進コースの後輩に、修学旅行の発表をしました。2年生の修学旅行はベトナムでしたが、来年からはバリ島に変わります。海外旅行が初めてという生徒が8割ほどの中、2年生の先輩はベトナムの体験はもちろん、飛行機での過ごし方や、食事や治安など海外で気をつけることなど、さまざまな情報を込めて後輩に発表していました。1年生にとっては、少しでも来年の修学旅行のイメージが湧いたのではないでしょうか。


代表チーム以外の生徒は2/2に実施される河合塾共通テスト模試の英語の過去問を解きました。少子化によってこれから先の日本の国力は衰退していくことが予想されている中、「使う側」と「使われる側」とでは大きくその立場が異なります。外国人技能実習生が担っている仕事は、将来、日本人が担うことになるかもしれない。40年、50年先に、生徒たちが、否、生徒の子供たちが「使われる側」にならないように、いまできることは「勉強」であることを伝えました。「自分の身を守るために」、勉強する。それを考えるいい機会になったのではないかと思います。