普段は各研究テーマごとにグループ活動を行っている科学部ですが、5月14日(木)は大阪工業大学を訪問し、屋上にて「宇宙の宝探し」を行いました。
地球には年間数万トンもの微隕石(宇宙塵)が降り注いでいますが、その多くは非常に小さく、地面に落ちると土壌に紛れて判別が困難になります。しかし、人の出入りが少ない屋上には、長い年月をかけて砂やほこりが堆積します。特に雨どいは、雨水によって屋上の塵が集まり、微隕石が「濃縮」される絶好のポイントです。何億年も宇宙を旅してきた星の欠片が、校舎の片隅に眠っているかもしれない――そんなロマンを胸に、部員たちは屋上からの絶景を楽しみつつも、真剣な表情で砂やほこりを採取していました。
この研究の醍醐味は、ここからの地道な作業にあります。採取した中から本物の微隕石が見つかる確率は決して高くありません。膨大な「ただの鉄くず」の中から、たった一つの宇宙の欠片を見つけ出すには根気が必要です。しばらくは顕微鏡とにらめっこをする、粘り強い毎日が続きそうです。
ちなみに、一昨年本校校舎屋上で見つかった「微隕石」のようなものはこちらです。(最後の写真です)
ノルウェーの専門家ヨン・ラーセン氏の鑑定では、「もう少し拡大して内部構造を詳しく見ないと判定できない」とのことでした。拡大した写真の撮影技術を磨いて、新たに見つける「微隕石」の候補とともに、鑑定をお願いする予定です。