MENU
学校長ブログ
12月27日
大阪・泉州に生まれた英語授業研究会「HARVEST」は、関西一円へと広がり、5つの支部を持つ草の根の研究会として、おそらく日本最大規模にまで成長しました。私はそこの本部役員をさせてもらっていました。そのHARVESTが、2025年12月27日の解散式をもって、7年間にわたる活動に幕を下ろしました。
HARVESTは、もともと「終わり」を前提としたプロジェクトでしたので、解散は必然だったのかもしれません。しかし、この場で育ち、自分自身の居場所を見つけた多くの方々(教員に限りません)にとっては、決して予想通りの出来事ではなかったのではないでしょうか。
HARVESTのミッションは、「綿毛を飛ばすこと」でした。代表の松山さん、事務局長の狩野さんを中心に、志と情熱を持った関西の先生方がつながり、輪が広がっていきました。その広がり方は、関西大学の今井教授が表現されたように、まさに“野火”のようだったと思います。現在では、本部から独立した各支部がそれぞれに活動を展開し、次の「綿毛」を飛ばす存在へと成長しています。
ハーバード大学の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターは、「創造的破壊(Creative Destruction)」という理論を唱えました。「イノベーションは、古い秩序を壊すことで生まれる」という考え方です。HARVESTもまた、あえて一度解散することで、次の世代、新たな挑戦を生み出していくのだと感じています。
私自身は、第2回の研究会から事務局の狩野さんに声をかけていただき、参加するようになりました。その後、校長という立場になり、第一線からは一歩退くことになりましたが、「(懇親)会長」という大変名誉ある役職をいただき、参加する際には何よりも「本番」と言われる懇親会を心から楽しませていただきました。(笑)
最終回では、勤務校のラグビー部全国大会の応援のため遅れての参加となりましたが、関西大学梅田キャンパスに大量の常翔バッグを持ち込むという、いささかゲリラ的な貢献はできたのではないかと思っています。(笑)そして、いつも通り懇親会での乾杯の発声も務めさせていただきました。
最後の懇親会の乾杯の挨拶でもお話ししましたが、狩野さんに「私の人生に思い切り関わってくれて、ありがとう」とお伝えしたところ、「全く同じ言葉をそのままお返しします」と言っていただきました。その言葉が、今も心に残っています。ここに集った誰もが、HARVESTという“サードプレイス”に参加できたこと、この時代を共に過ごせたことを喜び、感謝しているのではないでしょうか。
私自身も、この場で大きく成長させていただきました。今年に入り、講演のご依頼を多くいただくようになりましたが、それもHARVESTで培った「綿毛を飛ばす」スピリット、そして志を同じくする仲間と共にいることの楽しさを教えてもらったおかげだと感じています。
さあ、私自身も含めて、いよいよNEXT STAGEです。HARVESTで育った先生方がこれからどのように進化していくのか、とても楽しみですし、その歩みを惜しみなく応援していきたいと思います。
