学校長ブログ

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5年10年合同クラス同窓会

8月30日

本校は高校卒業後5年目、10年目の卒業生を対象に合同クラス同窓会を開催しています。今回はおよそ100名という過去最多の卒業生が参加してくれました。ただし、いつもは5年目の卒業生が多く、10年目はかなり参加者が減ってしまいます。これはおそらく、仕事が大変になってくるのか、あるいは卒業してから時間も経っているからかと思います。しかし、今回は初めて圧倒的に10年目の卒業生が多く来てくれました。おそらく10年目の卒業生は5年目の時はコロナ禍で中止になったため、今回が初めての合同クラス同窓会になったためと思われます。

私の教え子はほとんどいない学年ですが、一人駆け寄ってくれた生徒は、本校の英語ディベート部を創設した卒業生でした。実は、日本のディベートの父、松本道弘先生が創設した、プロも参加する英語スピーキングの大会ICEEの学生生徒版、ICEE YOUTHを本校で2回、開催した事があります。英語でのディベート、ネゴーシエーション、他己紹介、インタビューなど、大人版のみにある同時通訳こそありませんが、かなりハイレベルな大会です。彼は友人を誘って本校から出場し、見事Red Hot Blood賞という敢闘賞を受賞しました。今から6年前というとコロナ前になりますが、一応ネイティブの英語教師はおり、オンラインの英語授業もあったりはしていましたが、グローバル教育はほぼできていなかった時期です。その後翌年の大会に向け、英語ディベート部を作ったのですが、コロナ禍になり大会そのものもそれを最後に開催されておらず、会長の松本先生もお亡くなりになられました。彼自身は、現在は神戸大学の工学部4年生で海外で就職を考えているとのこと、さすがです。最近、本校の卒業生で、このように世界を視野に入れている生徒が増えてきました。現役の生徒も続いて欲しいと思います。

5年目の卒業生

10年目の卒業生

英吾ディベート部を創設したT君

2019年ICEE YOUTH参加の時の写真