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学校長ブログ
昨日は2000年に卒業した、松田壮平君が遊びに来てくれました。
本校がまだ大阪工業大学高等学校という名だった時で、校内には工業科もありけっこう元気でやんちゃな生徒も多かった時代の生徒です。彼は普通コース文系、今の文理コース文系に所属し、私は2,3年次の彼のクラスの担任でした。松田君のクラスを卒業させた後、12年間担任を離れて進路指導部長を続けていたこともあり、なかなか思い出深い学年、クラスでした。彼は入学時はそこそこの成績でしたが、しばらく勉強しなかったこともあり、2年次には校内で中位の成績になっていました。そこから一念発起し、がむしゃらに勉強して最後は文系でトップクラスの成績となり、受検した関西学院大学の文系学部全部と同志社大学法学部の全てに合格し、英語の教員も目指したいからと関西学院大学に進学しました。当時の本校ではいわゆる関関同立に合格するのは並大抵のことではなかったのですが、彼を中心にクラス内ではすごく勉強する生徒が増えて、3年次になると自習時間は何も言わなくてもクラス全体が受験モードになり、黙々と勉強していました。
卒業後は広告会社の電通に入社、電通は、東大や京大出身の社員が多く、よく入社できたとびっくりしていました。が、彼の大学入試時の頑張りを考えると不思議な話ではありませんでした。卒業後も学校に遊びに来てくれたり、同窓会で会ったりしていましたが、10年ほど前に電通を退社し、アメリカでの起業を目指して渡米しました。今では食品に特化したマーケティング会社を設立して、一年の半分はアメリカにいるそうです
母校に貢献したいから、自分にできることがあれば言って欲しいとのこと。すばらしい心がけです。早速、昨年12月に行ったアルムナイセミナーの話をしました。ぜひ参加したいとのことなので、海外留学や海外就職に興味がある生徒の皆さんは楽しみにしておいてください。