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学校長ブログ
8月6日
この日は、学生さんたちの団体「TAFピュシス」のイベントに参加してきました。この団体は、私の友人で、かつて大阪市内の公立中学校で校長をされていた大坪先生が顧問をされている団体です。
ぴゅしすは、学生が中心になって「ありのままでいられる居場所」を育てながら、そこから生まれた疑問や気づきを社会とともに考えていこうとする団体で、私も支援者の一人に名前を連ねています。
今回はLGBTQ+について考えるイベントで、「西原さつきさんと考える、私らしい生き方」と題して、かつて男性だった西原さつきさんに、生の声を語って頂きました。
統計的にはLGBTQの方々は8.9%もおられるそうです。という事は、本校は中高併せて2250人もいるので、その割合通りだと該当する本校生はちょうど200名という数字になります。そしてその中の多くは苦しみながらも声さえ出せない状況です。
ぴゅしすの皆さんは、「自分らしさ」を大切にできる学校や社会とは、どんな場所だろう。と考え、今回はトランスジェンダー女性であり、アイドル・乙女塾代表として幅広く活躍されている西原さつきさんをお迎えし、「私らしい生き方」について話をして頂きました。
D & I(多様性と包摂性)の時代、LGBTQ+は障がいではありませんが、学校においては合理的配慮は努力義務ではなく、法的拘束力を持つ義務となりました。もし困っている人がいたら、できれば声をあげてもらいたいと思います。苦しんでいる生徒がいれば、なんとかして支援したいと思います。また、そうした人たちを放っておかない、暖かい学校つくりをしたいと思います。