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学校長ブログ
8月1日【福岡スタディツアー初日】
私が主催しているというより、私が言い出しっぺで、教育と探求社さんが主催・運営している「福岡スタディツアー」という研修旅行があり、今年度で通算4回目の開催となります。
元々は、私が福岡への里帰りついでに、関西の面白い先生方を連れてきて福岡でイベントしようとした事が始まりです。ちなみに昨年は初の大阪でのスタディツアーを常翔で開催しました。
今回は場所を福岡に戻して、北九州大学地域創生学群の真鍋教授のワークショップから始まりました。ここではフィールド型アクティブラーニングの授業を実践されておられ、学生は地域住民として課題解決に取り組み、入学直後から地域に放り込み、失敗を通じた学びを重視されていました。教員は学生と共に学び、伴走する立場であり、何も教えません。昨年訪問したアメリカのワンストーン高校を思い出しました。
エンロールメント・マネジメント(EM)という手法を用いておられ、大学が学生の入学から卒業後まで一貫してサポートする総合的・組織的な学生支援を行っています。偏差値より対話力、協働力、主体性を重視した入試とその後の学びにより、学生の社会的成熟度が高くて、就職先からの評価が大変良く、新入社員にも関わらず学生たちは入社5年目くらいの経験値を持っていると言われていました。
午後からは、友人の齋藤先生が校長をされている博多の立花高校に移動しました。生徒支援に力を入れ、不登校の生徒を快く受け入れてくれる学校です。3人のアンバサダーの生徒たちによる学校見学に始まり、齋藤校長の講演がありました。かつて不登校だった生徒たちが一生懸命にガイドしてくれる姿に涙し、「全てよかよか」の姿勢で生徒たちのあるがままを受け入れる校長先生の話にも何度も涙しました。まさに生徒支援はかくありたいという、理想の学校像を見せてもらいました。
その後は、立花高校の食堂でそのまま懇親会を開催しました。家庭科調理室でみんな思い思いでピザを作り、新しくできたピザ窯で焼いて食べました。自分で作ったピザがあんなに美味しいとは!懇親会もこの日一番の盛り上がり、一日目が終了しました。皆さん、すごく居心地が良くて、帰りたくないと学校に泊まった方もおられました。