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学校長ブログ
本日から5日間、高校2年生のガリレオプランを履修しているコースと今年度始まったグローバル探究コースの生徒たちを対象に、英語のスピーキング中心の授業を実施します。昨年までは希望者参加でしたが、今年は修学旅行でガリレオプランは研究成果の英語発表があったり、グローバル探究コースではバリ島で社会起業家の下で学ぶ研修があったりと、英語を発話する機会が大幅に増えるので、その準備もあり、これらのコースで必修としました。
プログラムをご覧頂くと、ディスカッションが多く入ってることに気が付かれると思います。単に英語を学ぶ場ではなく、英語における思考訓練の場にもなっているのです。むしろ大事なのはこちらの方かもしれません。英語は話せても議論できない日本人が多いと聞きます。英語話せるだけでもすごいとは思うのですが、日本の学校ではディスカッションやディベートの時間が無くて訓練されていないから、大学や社会の国際会議で無口になってしまう日本人が多いようです。それでは日本人のプレゼンスが低くなってしまうのも無理はありません。また、Global Leaders Campでは生徒6名に一人のグループリーダーが入ります。彼らはアメリカのトップ大学の大学生もいますが、アジアの各国から日本に留学している大学生が多くいます。アジアからの留学生は国費留学している学生、つまりトップエリートの学生で帰国後は将来その国を背負って立つような非常にポジティブで志を持っている学生たちです。彼らは上手に日本人の生徒たちに「なぜあなたはそう思うの?」と質問してくれます。「誰もが行くから大学に行く」とあまり考えずにいた生徒も自分の将来について深く考えるようになります。さらに海外からの目線で日本や自分を考える事もできるようになり、視座が高くなります。ここがこのプログラム最大の魅力だと思います。
最後に一人ずつ、この研修で達成した事や、将来の事などを発表します。その頃には一皮むけて「新しい自分」に出会っている事と思います。「人生を変える5日間」になるよう願っています。