学校長ブログ

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教職員研修会

7月2日

この日は、教職員研修会という事で茗渓学園中学校高等学校で校長補佐をされている井上先生を講師としてお招きし、「大きく変化する世界と大学。そして日本の私学」というテーマでお話を伺いました。

井上先生は、以前は「進学レーダー」という中学受験雑誌の編集長をされており、日本のみならず世界の教育について大変豊富な知識を持っておられる方です。今回の教職員研修会は、グローバル探究コースが新設されたことにちなんで、グローバル教育を中心に日本や世界の高校や大学の教育の状況、そして関西のこれからの状況についてお話して頂き、今後の本校の教育について考える良い機会となりました。

キャリア教育や探究にしても、ICTにしても首都圏に始まり、数年遅れで関西に広がり、そして地方へと広がっています。首都圏ではグローバル教育は当たり前の状況であり、むしろグローバル教育をやっていないと受験生は振り向かないという状況です。実際、東京では三田国際や広尾学園を筆頭にグローバル教育を始めて超人気校になった学校がいくつもあります。が、関西ではなかなか受け入れられていませんでした。ところが、大阪府の私立中学受験率が今回12%となり、初めて10%を突破しました。(ちなみに東京では30%を超えています。)また、North London Collegiate School Kobeというインターの学校が新設されたり、国際教育フェアの盛況ぶりから、いよいよ関西にもグローバル教育が広まってきた感があります。

今回はグローバル教育に留まらず、ラーニングコモンズや探究、大学入試の変化など、首都圏の進学校の状況を知る事ができました。本校もしっかりと備えないといけません。