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学校長ブログ
6月7日
この日は2025年度の姉妹校研修(韓国)の報告会、兼次年度の中国研修の説明会に参加してきました。
コロナ禍の前から、本校はグローバルな環境作りを整備してきました。オーストラリアのシドニーのカジミール・カトリック・カレッジとはもう10年以上のお付き合いがありますが、今後のグローバル時代を見据え、アジアに姉妹校を広げ、交流を広げてきました。その結果、現在では、台湾の彰化市にある国立彰化女子高級中学、韓国の金泉市にある金泉高等学校(男子校)、中国の上海市にある甘泉外国語中学、南昌にある新建第2中学と、現在の姉妹校は5校に増えています。シドニーのカジミール・カトリック・カレッジは、毎年夏に約30名の生徒と共に本校から訪問していますが、先方からも2年に一度訪問に来られます。アジアの各姉妹校も先方から来られますが、本校からの訪問をどうしようかと検討し、台湾・韓国・中国を毎年度末にローテーションで訪問する事になりました。2年前は台湾、昨年度は韓国、そして今年度末に中国を訪問します。
韓国研修は私も同行し、生徒たちと大変楽しい1週間を過ごさせてもらいました。報告会では、生徒たちで分担し、歴史文化施設の訪問、学校訪問、食事などについての報告がありました。中でも学校訪問は良かったと思います。同年代の若者と交流する事によって、自分や自国についても再認識できて、大きく成長できるかけがえのない体験ができます。研修中に生徒とたくさん話をしましたが、実際に彼らもいろいろと学び、成長した様子が見て取れました。
報告会の後、次回の中国研修についての説明会を開催しました。中国は現在GDP世界第2位、もう発展途上国ではありません。中国のGAFAと呼ばれるBATH(バイドゥー、アリババ、テンセント、ファーウェイ)をはじめ、AIや電子産業が急速に発展し、電気自動車のBYD、TIKTOKで有名なバイトダンスなど、新興企業もすごい勢いで成長しています。今はアメリカと仲が悪いため、あまり中国に良いイメージを持っている人は少ないかもしれませんが、しかし、政治と一般の人々は全く違います。私自身も経験した事ですが、現地で交流した人たちは全員が親切で優しい方々ばかりでした。また、日本にも大変興味があり、好感を持ってくれています。姉妹校の生徒たちは昔の日本を思い出すような質素で純朴な生徒が非常に多かったです。おそらく中国ほど行ってみて印象が変わる国も珍しいと思います。また、今年度からグローバル探究コースで中国語を学んでいるので、その腕試しににもなるかと思います。申し込み締め切りは9月とのこと、すでに参加を希望されている方が10名ほどいると聞いています。高校1,2年生の皆さんにぜひ参加をお勧めします。