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学校長ブログ
4月29日(祝)
毎年夏休み中のお盆の時期に開催される「高校の私学展」(中学校も含む)に対し、中学校ではこの「大阪私立中学校フェア」が、それに相当する一大イベントとなっています。大阪府内の私立中学校が一堂に会し、小学6年生を中心として多くの受験生とその保護者の皆さまが、各校の特色について直接相談できる貴重な機会です。
近年は高校授業料の完全無償化の影響もあり、大阪府内では私学への関心が一層高まっています。昨年度の中学入試における私立中学校の受験率は過去最高の12%を記録し、多くのご家庭が「早い段階から私学での学びを」と希望されるようになってきました。その背景には、将来の高校・大学入試への備えとして、また、私立ならではの丁寧で高度な教育環境への期待があります。本校でも2025年度より「グローバル探究コース」を新設し、グローバル人材の育成に向けた新たな学びをスタートさせています。首都圏でグローバル教育に力を入れる学校が人気を集めているように、関西でもこの動きが着実に広がりつつあります。
今回のフェアでは、会場となった大阪国際会議場に過去最多となる5,523名の方々が来場され、本校のブースにも215組のご相談をいただきました(昨年度は195組)。本校ではベースブースに加え、追加で7つの相談ブースを設けて対応しましたが、ピーク時には長蛇の列ができ、来場者の皆さまにはお待たせしてしまう場面もありました。この場を借りて深くお詫び申し上げますとともに、熱心なご相談に感謝申し上げます。
また、当日は卒業生がご自身のお子さまと一緒にブースを訪れてくださる嬉しい再会もありました。本人の許可を得て、記念に撮影した写真を掲載しております。担任をしていた生徒ではありませんが、当時からよく知る生徒の一人で、卒業後も何度も語り合った思い出がよみがえりました。近年、こうした卒業生が保護者として説明会に足を運んでくださることが増えており、「常翔で学んでよかった」と感じてくださることが、何よりの励みです。同時に、その期待に応えるべく、これからも変わらぬ情熱と誠意で、より良い学校づくりに努めてまいります。