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学校長ブログ
2月15日
この日はいろんな行事が重なった大変忙しい日でした。まず中学校では午前中に模擬選挙を実施しました。これは3年生の行事ですが、実際の政治家を学校に招いて、党の政策について演説をしてもらい、政治について学んでもらう行事です。
始めにお呼びした10の党の代表者に党のマニフェストや綱領について各15分説明してもらいます。その後のディスカッションタイムでは生徒たちが聞きたい政治家の所へ行き質問をして答えてもらいます。最後に実際の選挙で使用する投票箱や投票用紙の記載台を使用して、政治家ではなく党に投票して第1党を決めます。2年前は公明党でしたが、昨年から連続で党首の玉木雄一郎氏自ら白熱した演説をして頂いた、国民民主党が第1党となりました。玉木氏からは、「給料が上がる経済の実現」「人づくりこそ、国づくり」「自分の国は自分で守る」という党の政策3本柱を非常に分かりやすく説明して頂きました。どの党も、中学生相手と手を抜かず、熱い演説をして頂いたのがありがたかったです。
若者の政治離れが進み、投票率の低迷が問題となっていますが、そもそも子どもたちが成人するまでの小中高の教育の中で、政治について学ぶ機会が現状ではほとんどありません。これでは、若者が政治に関心が無くなるのも無理はありません。普段テレビで見ている政治家が自分たちの学校に来て政治について教えてくれたら、彼らの関心が一気に上がるのは間違いありません。日本の国の形について疑問を持ち、もっと良い方向に変えられないかと自分たちなりに考えるようになります。そして今度は自分たちが、世の中を変えるんだ、という気概を持ってくれることを願っています。