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常翔学園高等学校
7月14日(木)3,4限の時間を利用して、UNIQLOの社員の方による特別授業をオンラインで開催しました。
1年生6クラス、2年生7クラスの合計13クラスの部屋をオンラインで繋ぎ、総勢600名の生徒が同時に受講しました。
今回の授業は「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」という、ファーストリテイリング社(UNIQLOやGUの運営会社)がUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とともに取り組む 、参加型の学習プログラムです。社員による授業を受けたのち、子どもたちが主体となって、校内や地域で着なくなった子ども服を回収します。回収した服は、難民などの服を必要とする人々に届けられるというプロジェクトです。
授業開始時にオンラインビデオツールとスピーカーの接続トラブルが発生しましたが、急遽別のビデオツールに切り替えて20分後にスタートしました。
まずはコース長古島より、今回の特別授業の趣旨を説明しました。
その後、UNIQLO UTコラボレーション事業部の風間純枝様より約40分の授業をしていただきました。
授業の大まかな内容は下記3点です。
① ユニクロさんが扱っている「服」について
② ユニクロさんが取り組んでいる社会貢献事業について
③ ユニクロに関連したことで、みなさんができる活動について
途中、講師からから選択式のクイズが出題されて、全員が手を挙げて答えたりしました。また別の質問ではグループで意見交換しながら、考えや自分なりの答えを共有したりもしました。
また授業の最後には、約5分の動画を各クラスで視聴し、自分たちが回収した服がどのように海外で服を必要としている人たちに届けられ再利用されるのかを理解することができました。
今回の授業では一方的に講義を受けるのではなく、自分ごととして考える時間を作り、また実際に自分たちが社会に対してどのようなアクションができるのかを考えて、一歩を踏み出すきっかけにしてほしいと思い、授業を企画しました。
授業内容終了後は、風間様のご厚意により、プチバーチャルツアーのような形で、実際に勤務しているオフィス内を見せていただきました。実際に店頭で販売しているTシャツが飾られていたり、社員の方々が打ち合わせされている様子なども垣間見ることができました。
今回のような学年を超えた特別授業は、文理進学コースとしても初めての試みです。
接続トラブルはありましたが、生徒の皆さんの協力と、担当教員の臨機応変な対応により、全員で作り上げた学びの場でした。オンラインの環境があるからこそ移動もほぼなく、コロナ禍でも600名同時に授業をすることができました。
生徒にとっても、教員にとっても学び多き時間となりました。
今後は2学期がスタートしてから、9月〜10月末までの約2ヶ月間、文理進学コースの取り組みとして、各クラスで子ども服の回収活動を行います。
最終的には11月中旬に集まった服を梱包してUNIQLOの倉庫に発送します。
今回の活動は国連で採択されているSDGsのアクションでもあります。
保護者の皆さまにおかれましても、お子さまの活動をぜひ後押ししていただき、子ども服の回収にご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。