10月22日(土)に大阪大学の国際食育団体の学生が来校し、
本校1,2年生希望者15名とハンガーバンケットプログラムを実施しました。
ハンガーバンケットとは
くじ引きによって、高所得・中所得・低所得の所得層別グループに分かれ、自分の住むレベルに合わせた食事をするワークショップです。
この食事体験を通じて「世界の格差」問題について学び、グローバル感覚を醸成することを目的としています。
まず初めに学生メンバーの自己紹介を含むオリエンテーションを行いました。
その後プログラム会場に移動し、くじ引きによって、それぞれの所得層に分かれました。
実際の食事体験はお菓子で代用しました。
高所得層は椅子と大きなテーブルがセットされたところに次から次にお菓子やデザート、ジュースが運んでこられて、最高級のサービスを受けていました。
中所得層は、椅子のみが用意され、お水と質素なスナックを自分で取りに行って食べていました。
低所得層は床に新聞紙が敷かれたところに、一枚の紙皿に刻んだスナックを数名でシェアしてしました。
食事体験をしながら、自分が持っているキャラクターカードの人たちの動画を見て、実際の過酷な生活状況を知りました。
食事体験後はグループに分かれて、ディスカッションをして、最後にまとめの発表をして終了しました。
参加した生徒たちの感想としては、
「自分がこれまで知らなかったことを知ることができた」
「食事体験をすることで、世界の格差を体験し、貧困問題について考える良い機会になった」
「世界の格差問題を解決する方法を考えることも大切だが、なぜ問題が起こっているのかを知ることも大切だと感じた」
など、それぞれに「世界の格差」について考える良い機会となったようです。
今後もこのようなプログラムには積極的に参加し、グローバルに物事を考えていくことができる生徒たちを育てていくことができればと思います。