プロフィール 北尾元一

2011年3月 1日

卒業式

 2010年度高等学校の卒業式を挙行しました。生憎の雨で新校舎から会場までの移動など心配していましたが、何ら問題なく終了することができました。参列いただいた来賓の方々から大変すばらしい式で感動したとのお褒めの言葉を多くいただきました。特に元生徒会長の答辞は、3年間のさまざまな学校行事とクラスメイトや先生と関わった思い出を名残を惜しんで叙情的な言葉で伝えてくれ、最後には保護者への素直な感謝の気持ちが述べられ、それが会場全体に伝わって、私は壇上正面で聞いていたのですが、涙が溢れだし堪えるのに苦労しました。私の式辞では、多くの人が大学等へ進学されるが、大学に入学したから何とかなるという時代ではない。専門的知識はもちろんのこと、どのような経験をして何を得てきたか、自分にはどのようなことができ、何をしたいのか、社会人として必要な基礎力は身についているかなど、総合的な人間力が問われる、魅力ある人間になるため、今後身につけておくべきことは何であるかを意識し日々研鑽を重ねて欲しい。このような時だからこそ確固たる高い目標「志」を持って欲しい。志を実現するまでの道のりは、必ずしも平坦なものではないかもしれないが、くじけずに自分のできる限りの努力を継続していくことが大切である。志とは単に自分さえ幸せになればいいという自己中心的なものでなく、志とは、自分の夢がどうしたら人々の幸せに役立つかということを常に考えていくこと、わたくし事に生きるより、世の中のため、人のために生きる、志のある人になって欲しい。これからは、皆さんが保護者も含め、お世話になった人に対して、また社会に対してどうしたら役に立てるかを考え、行動して頂きたい。何事にも失敗を恐れず果敢に挑戦して欲しい。失敗から学ぶ力、失敗してもくじけない力を身につけてほしい。失敗をすることで人は大きく成長できる、そのことを信じ、積極的に新しいことへの果敢な挑戦を試みてください。失敗しても自分や他人を責めないで、そこから立ち直り、たくさんのことを学び、新たなる挑戦をし続けて欲しい。可能性がある限り挑戦するという気概を持つことが成功へと繋がる。などの話をさせていただきました。式終了後は、各教室に戻り、保護者が見守る中、担任よりのメッセージと卒業証書を受け取り、クラスによっては思い出のビデオや写真をみたり、その後写真を撮ったりして、先生や級友といつまでも名残を惜しんでいました。ある担任は、今までつらいことや嫌なこともたくさんあったけれど、最後にクラスの生徒からお礼の言葉をたくさんもらうことですべてが、よい思い出となったと言っていました。一生懸命生徒のために頑張る事の大切さを改めて感じて欲しいと思います。

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