２００９年度の卒業式を挙行しました。高等学校となって62回目、常翔学園高等学校としては2回目の卒業式となりました。今回の卒業生は大阪工業大学高等学校の生徒として入学し、その後2008年4月の校名変更、学校週6日制・3学期制への移行、コース改編、新校舎建設工事など大きな変革の流れの中で3年間を過ごした生徒たちです。それぞれに思いがあることでしょう。式は無事終了し、612名の卒業生が本校を巣立っていきました。今年はいつも以上に、保護者への素直な感謝の言葉が、答辞やその後の全員でのお礼などに込められていて、心温まる卒業式になったと思います。式辞のなかでは、3年間で後悔したことがきっと将来役に立つはず、これからの試練には逃げずにそれを意味あることとして受け止め自分を信じ将来を切り開いていって欲しい、地球上のすべての命は繋がりを持って生きていて無駄なものは何一つない、私たち人間も自分ひとりでは生きていくことはできないし必要でない人もいない、自分を支えてくれた周りの人たち特に保護者の方に感謝の言葉を伝えて欲しいなど願いを込めて話をしました。生徒達は式終了後各教室に戻り、保護者が見守る中、担任よりのメッセージと卒業証書を受け取り、クラスによっては思い出のビデオや写真をみたり、その後写真を撮ったりして、先生や級友と名残を惜しんでいました。

　ある卒業生から校長にといただいた花束、そこについてい
たメッセージには「今日、卒業式を迎えます。ありがとうござ
いました。私は、常翔学園が大好きです。」とありました。
気になっていた生徒なので感動で涙がこぼれました。