昨年12月にあった生徒の善行に対しての表彰を行いました。生徒は高校3年2組の竹原さん、彼女は昨年12月17日学校から帰宅途中の夜8時ごろ、JR岸辺駅改札を出た近くで黒山の人だかりがあり、どうしたのかな・・・と思い輪の中に入った。60過ぎぐらいの女性が倒れており、周りの男性サラリーマン風の方たちは、脈もあり息をしているようで、救急車をよんだから大丈夫だろうという話をされていた。ところが、その女性の呼吸が、呼吸停止寸前のような危ない呼吸だと彼女は察知し、ＡＥＤを持ってくるように頼み、もう一人の人とＡＥＤを作動させた。ショックは要らないとの音声であったが、ＡＥＤの波形が弱かったので、駅員の人に心肺蘇生を頼み、彼女は呼吸を確認、匂いがしたのでもどすのではと判断し、タオル等の提供をもとめた。すぐに嘔吐があり、周りに投げ込まれたティッシュなどで口の中の汚物を取り去り、その後は駅員に代わって胸骨圧迫も行い、救急隊が到着して引き渡したとのこと。後にこの的確な行動により、その女性は一命を取り留めたのではと伝え聞いたとのことでした。彼女は薬学医療系進学コースの生徒で、以前から救急医療に関心があり、救急救命講習などに頻繁に参加し、知識や技術を身につけていたとのこと。すでに看護学部への進学を決めています。大変立派な行いで、私も本当に誇らしく思いました。（こちらの新着情報にも掲載しています。）