高校修学旅行③
ケアンズでの2日目は、世界遺産のグレートバリアリーフ内にあるグリーン島か同じく世界遺産の世界最古の熱帯雨林キュランダかの選択プランでした。私は希望者の少ないキュランダ班に同行しました。朝から雨が降り出し、天気を心配するのなかでの出発でした。私たちのグループはキュランダ鉄道に乗り込んで、途中下車、キュランダ駅到着からキュランダ村散策までの間は、雨に降られずに良かったのですが、グリーン島のグループはずっと激しい雨に見舞われ、グラスボートは体験できたもののそれまでの班とは打って変わっての悪天候で大変残念なアクティビティになりました。ガイドさんたちや添乗員の方々も全身ずぶ濡れで対応していただきましたが、年を取って思い起こせば、それも含めて楽しい思い出になるでしょうが、生徒たちには気の毒な1日でした。夕食はみんな揃って港のそばの雰囲気のある店でステーキを食べました。
ケアンズ駅の1つ先のフレッシュウォーター駅から乗車しました。こちらの方が雰囲気があり、もう少し駅で時間があってもよかったかもしれません。
キュランダ行の電車が到着しました。午前中に2本が運行されます。
20世紀初頭のキュランダ高原鉄道の客車に乗って世界遺産の景色を楽しみます。雨も上がり晴れ間も見えてきました。
『世界の車窓から』のオープニングに10年間使われた景色が広がります。(ほとんどの生徒たちは知りませんが・・・)
途中10分間の停車があるバロンフォールズ駅で記念撮影。
キュランダ駅到着後すぐにキュランダ村へ向かい、各々にショピングを楽しみました。世界遺産登録されているキュランダ駅を見る時間が取れなかったのが少し残念でした。
様々なお店があり、あっという間に時間が過ぎました。
私は村内にあるバタフライガーデンを見学しました。このキュランダにも生息するトリバネアゲハ(オーストラリア最大の蝶、羽を広げると20cmにもなります)の生きた姿を初めて間近で見ることができ感激しました。列車に乗っているときに樹上で飛んでいるのは見つけたのですが、ふつうはこんなに近くで見ることはできません。
その他何種類もの蝶が乱舞していました。私は日本の蝶しか知らないので、ほとんどが知らないものばかりでした。
トリバネアゲハの標本、蝶愛好家にとっては魅惑の蝶です。いずれも熱帯雨林に生息しています。
研究室では飼育の様子も見ることができました。
お昼はバスで移動し、レインフォレストステーション内で食事をとりました。パッションフルーツやブドウがとてもおいしかったです。全般を通じ野菜はもひとつな感じでしたが、フルーツは豊富でおいしく値段も安いようでした。
昼食後は、熱帯雨林アーミーダックツアーを体験、第2次世界大戦時に造られた水陸両用車に乗って探検気分を味わいました。
ウォータードラゴンやカワセミに出会えました。
園内のワイルドライフパークでオーストラリア特有の動物たちも身近に見ることができました。これは世界一な鳥ともいわれるカソワリ(日本名はヒクイドリ)、インドネシア、ニューギニア、オーストラリア北東部のみに生息する希少種
ワラビー
コアラ、よくある寝姿でしたが、ちょうど餌替えに時間になり、飼育員の方がユーカリを持ってくると急に起きて活発になり餌を食べだしました。これだけよく動くコアラを見たのは初めてでした。
ケアンズに戻り、海岸のリゾート地を散策する予定でしたが、雨になったので車窓から見学するだけにして、ケアンズのショッピングセンターを見学しました。中のスーパーでも買い物もしました。
グリーン島班とも合流し、コースディナーを楽しみました。終わる頃には暗くなり、外のクルーズ船なども明かりで映え、素敵な雰囲気でした。週末とあってホテルへ帰る途中、イベントなどもあり多くの観光客で賑わっていました。