学校長ブログ

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二宮清純氏 講演会

2014/12/01

 あっという間にもう12月という感です。今日は、本学園の卒業生で現在各企業の中心となって活躍されている人達で組織された「城北倶楽部」主催の講演会が、本部棟のあるOITホールで夕刻より開催され、その後の懇親会とともに出席してきました。今回はスポーツジャーナリストとしてテレビや執筆活動で活躍されています二宮清純氏による「勝者の思考法」と題しての講演で、私たちの良く知っているアスリートやチームについて、彼らが成功を収めるまでに取り組んでいたエピソードや名言など、大変分かりやすく具体的で感動する話をしていただきました。準備なくして勝利なし、準備力がすべて、勝つ選手・チームには勝つ資格がある、準備なき者には偶然すら微笑まない、24時間は誰にでも与えられた時間、勝利にマジックはない、あるのはロジックだけ、折れない心・鉄の意志のWillがあってのオンリーワンのSkillなど、大変勉強になりました。最後には、イタリアのサッカーの教本に記されている『il bello dorso(イタリア語で「美しい、凛とした背中」の意)を紹介され、子供は親のどこを見て育っているのか知っているか?それは顔ではない。背中なんだ。生徒は教師のどこを見ているのか?それは顔ではない。背中なんだ。選手はコーチや監督のどこをみているか?それは顔ではない。背中なんだ。部下は上司のどこをみているか?それは顔ではない。背中なんだ。il bello dorso.よきリーダーたらんとする者は、まずもってよき背中を持て。』の言葉を紹介され、「リーダーに必要な資質」や「リーダーとはどうあるべきか」などについても語っていただきました。二宮氏が尊敬するリーダー、女子サッカーの澤穂希選手がチームメイトに言った言葉『苦しくなったら私の背中を見なさい』、サッカーのプロ化を実現した川淵三郎氏が検討の会議で言った言葉『時期尚早と言う人間は、100年たっても時期尚早と言う。 ようはやる気がない言い訳だ。』 『前例がないと言う人間は、200年たっても前例がないと言う。 ようはアイデアがない言い訳だ。』には深い感銘を受けました。

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懇親会にも少しの間、参加していただきました。右は城北倶楽部会長の服部氏