７月２０日（木）

早いもので、もう１学期が終了です。講習や部活動で登校を続ける生徒もいますが、一応のくぎりとして終業式を行いました。コロナ禍の副産物ですが、終業式は放送室から映像も入れて行っています。

始めに、私から１学期修了にあたり、お話をしました。まずは１学期の振り返りです。「各自、１学期の目標は達成できたか。」「10点満点で何点か。」「その理由」をペアで１分で話してもらいました。その後、写真を見ながら１学期を振り返りました。振り返る事でメタ認知ができた事と思います。続いて、高校生徒会からの要望で飲み物の自動販売機を北館5Fに設置した事とレストラン券売機の前のみでのスマートホンの使用許可についての報告、またChatGPT等生成系AIの使用についての注意をしました。そして、最後にお話ししたのは、今回一番伝えたかった事、タレント、ryuchell氏の死についてです。

本人が芸能人である事と死という重い内容ですので、お話しするかどうか迷いました。しかし、中高生なら誰もが知っている人でマスコミ等でも何度も放送されています。私自身、あんなにポジティブで強そうに見える人がまさか自ら死を選ぶとは思ってもみませんでした。今回の事が日本の若者たちに与える影響も少なくはないと思い、お話することにしました。生徒たちには「多様性社会で生きるという事は、相手に対してだけでなく、自分に対しても存在を認めること」「SNS等の誹謗中傷がどれほど人を苦しめるか、匿名での言葉の暴力」についてお話しました。少し重い話でしんみりしたかもしれませんが、少しでも伝わっていたらと思います。

私の話の後は、生徒指導部長からの注意、部活動の壮行会、生徒会会長の話で最後は校歌を歌って終了です。暑い夏になりそうです。怪我や病気なく、健康に夏休みを過ごして２学期に元気に会えたらと思います。