学校長ブログ

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大学入学共通テスト

2023/01/15

1月14日(土)、15日(日)と大学入学共通テストが実施され、志願者数レベルで全国から約51万人が受験をしています。本校からも約500名が大阪工業大学や関西大学、大阪経済大学などの数か所の会場で受験しています。

これまでのところ、世界史Bでは中国の官吏登用試験「科挙」が「科拳」と誤って印刷されたという報道がありましたが、目立った混乱はなかったようです。

 

元々従来のセンター試験から共通テストへの変化は、明治以来の教育大改革として行われた「大学教育改革」「高等教育改革」「高大接続改革」の三位一体の改革の一つとして実施されたのが理由です。観点別評価で「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」や「主体的に学習に取り組む態度」が測られるようになりましたが、大学入試でも同様に「知識・技能」以外のいろいろな力を測る問題が出題されています。また英語については、グローバル時代の日本人の英語力を伸ばすため、文法や発音などの小問はなくなり、実用的なリーディングとリスニングのみになりました。時間のわりに問題数が多く、難関大学を目指す人は「英語を日本語に訳さずに英語として理解する」くらいの英語力が必要となりますので、圧倒的な量の英文を読み、本校の授業でもオンラインや対面で行っている英語ネイティブの方との英会話の練習が非常に有効になります。

 

また、今回の入試では、英語で「クマムシ」、倫理で「親ガチャ」、政治経済では「為替介入」といった内容が出題されました。教科書だけでなく、普段から新聞や時事について関心を持つことも大事です。

 

会場となった大阪工業大学
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