7月5日(火)

台風の動きが気になるところでしたが、一人の遅刻者もなく、無事に出発しました。予定通り、伊丹空港を出発し、昼前に那覇空港に到着しました。

沖縄は思ったほど暑くはなかったのですが、それでも紫外線も強く、昼間はじっとしてても汗が出てくる暑さです。

初日のテーマは、「沖縄の過去を学ぶ」。まずはひめゆり資料館で語り部さんによる講和を聞いた後、糸数壕の中に入りました。おそらく生徒たちの親御さんの世代でも戦争は遠い過去。なかなか当時の事を想像するのは難しいかと思いますが、生々しい語り部さんの証言や資料館の資料は感無量になるのに充分なものでした。また、真っ暗な壕の中で当時の事を少しでも想像してもらえたでしょうか。過去があってこそ、今があります。自分たちの国や祖先の歴史を知らずに、未来を生きる事は愚かな事です。

夕食の後も、沖縄国際大学の学生サークル「スマイライフ」の学生さんたちと沖縄の未来についてディスカッションをしました。チームによっては盛り上がっている活発なチームもいくらかありました。このような場で自分の意見をちゃんと発表できる能力は、これからの世の中で非常に大事なものとなります。団結式でも話しましたが、修学旅行は学校では学べない事を学びに行く行事です。今日は疲れるくらいたくさん学べた事と思います。