ツマグロヒョウモン
2013/10/08
ランタナの花にツマグロヒョウモンというタテハチョウのメスが蜜を吸っていました。最近はよく見かけるチョウですが、もともとは南方系のチョウで、私が子どもの頃はめったに見ることはできませんでした。幼虫はスミレの葉を食べることもあり、温暖化の影響で最近はどんどん生息域を広げ、本州の関東地方でもよく見られるようになりました。写真のチョウはメスでオスは先が黒くありません。メスのほうが目立っているのは、カバマダラという毒をもったチョウに擬態していて、鳥などから襲われるのを免れるためだといわれ、飛び方までよく似ています。ただ、カバマダラのほうは、時々温暖な地域で発生する程度ですので擬態の効果は疑問です。他にはメスアカムラサキといってオスは紫、メスはこれまたカバマダラに似てるチョウもいますが、これは大阪では見られません。
カバマダラ、よく見るとそれほど似ていませんが、遠くから見ると見間違えます。