経済産業省主催の社会人基礎力育成グランプリ2009決勝大会が昨日（3月5日）東京の読売ホールで開催され、これに出場する大阪工業大学チームの応援も兼ねて聴講してきました。結果はなんと、「～人工衛星の開発を通じた社会人基礎力の育成～」を発表した大阪工業大学が「グランプリ大賞」を受賞しました。学生達はまさか自分達が受賞できるとはといった表情で驚いていました。確かに決勝に進出した9チームはどれも内容がすばらしく、私達も大賞受賞は難しいのではと思っていました。審査の基準は（１）「前に踏み出す力」が、どれだけ成長したか、（２）「考え抜く力」が、どれだけ成長したか、（３）「チームで働く力」が、どれだけ成長したか、（４）大学で学ぶ一般教養や専門知識を、どれだけ深めることができたかで、振り返ると確かに大阪工大のチームは、人工衛星の開発を通じてこれらの社会人基礎力が身に付き、成長できたかをうまくアピールできていたように思いました。この大賞受賞は、学園にとっても大変喜ばしいことで、これからの大学教育の方向性を考える上でも励みになったと思います。ちなみに準大賞は奈良佐保短期大学の「人に関わることによる成長～介護現場の実践を通して～」と関西学院大の「宝塚ループバスPROJECT」の2校が受賞しました。