学校長ブログ

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ナツツバキ

2020/07/14

以前にも何度か自宅前の植え込みで咲いているのを紹介しましたナツツバキですが、今回はいつも畑仕事に行く兵庫の自宅近くにある樹で咲いているのに出会いました。標高が500mほどある所なので、開花時期が大阪と1か月ほど違います。平家物語に出てくる「祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり  沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)をあらわす ・・・」の有名なくだりの沙羅双樹(さらそうじゅ)の花と言われています。朝咲いた花が夕方には花ごと地面に落ちてしまうことから、平家の栄枯盛衰、世の無常さを象徴する花として登場しています。本来の沙羅双樹というのは、お釈迦様が亡くなったときにそばにあった木として、インドでは菩提樹とならび聖木とされいて、ナツツバキとは別の木を指すらしいのですが、日本では育たないため似たものを沙羅双樹にしたと言われています。

こちらはヤマボウシ、花はハナミズキに似て秋には赤く熟し生食もできますが、果実酒やジャムにできます。