昨年度より中高新入生から一人1台のiPad導入によるＩＣＴ教育を開始したことを契機に、外部の教育関係者を招いた公開授業を昨年に引き続き実施しました。今回は中学高校それぞれ2学年にわたり、計39の授業を公開しました。案内を出したのが1ヶ月を切っていたので、参加者が少ないのではと心配していましたが、200人を大きく超える参加者があり、多くの授業を見ていただくことができました。公開授業に関わった先生は、普段と違う雰囲気のなか、緊張気味の先生もいましたが、皆それぞれ工夫を凝らして頑張ってくれていました。公開授業後は、教科ごとの分科会と本校ＩＣＴ教育の特色等の説明会、その後の教育講演会では、形骸化した教育活動を見直した学校改革で話題の東京都千代田区立麹町中学校校長の工藤勇一先生による「学校教育の在り方を本質から問い直す」、本校もクエストカップでお世話になっています一橋大学特任教授、法政大学大学院教授の米倉誠一郎先生による「いま教育に求められていること：多様性とイノベーション」と題して、お二人にお話をいただきました。今行っている教育を見直す必要があるのではないか、これからの日本の将来を担う人材育成のために学校現場で取り組まなければならないことなど示唆に富んだ、関係者にとって大変大変刺激的なお話だと思います。遅い時刻からの講演会にもかかわらず、多くの方が聴講され、もっと聞いてみたいと思うほど、あっという間の2時間でした。お忙しいなか、多くの方が遅くまで参加いただき、誠に有難うございました。心より感謝申し上げます。本校のICT教育はまだまだ始まったばかりで、取り組まなければならないことがまだまだ多くあります。今回来校していただいた方々とも連携して、より良い教育を展開していきたいと考えています。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。