府内の45大学が加盟し、現在大阪工業大学学長が理事長を務める大学コンソーシアム大阪主催の高大連携フォーラムがあり、法政大学キャリアデザイン学部児美川教授による基調講演「キャリア教育を斬る」を聴講してきました。2004年にキャリア教育元年と提唱されて10年経過したが、このままでいいのか一度立ち止まって検証すべき、キャリア教育の概念は非常に広いにも関わらず、現場では狭義の職業教育に限定されていないか、中高での短期間での職場体験や就業体験がはたして有効か、人間関係形成･社会形成能力、自己理解・自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力などの基礎的・汎用能力を養成するのがキャリア教育で、教育活動全てを点検して創りだすべき、将来予測できない社会で、就きたい職業を考えさせることはどうか、やりたいことだけでなくやれること、やるべきこととのバランスと重なりが大事、これからの社会で、人とつながる力、自ら学び・行動する習慣、キャリアデザインのマインドなどにより、変化への対応力、起き上がる力が求められているなど、日頃私が考えていることを明確にわかりやすく整理して貰ったようで、大変役に立ちました。