昨日は近畿私立中学高等学校連合会の役員会が京都御所の前にある京都ガーデンパレスでありました。そのなかでは、平成28年度入試の日程についての現状報告があり、中学入試については近畿統一で平成28年1月16日（土）を初日とすることは確認されているのですが、高校入試についてはまだ確定とまではいかない旨の報告がありました。近年は近畿統一とまではいかないまでも、京都・兵庫・大阪については2月10日を中心に一斉で実施してきました。しかし今年度より京都府公立高校の入試制度の変更があり、京都府が公立高校の前期入試を平成28年度は2月16日に実施したいとのことで、京都の私学としては、合否発表から公立出願まで期間がないことで私学の入試日程の前倒しもありうる、その場合は兵庫・大阪も前倒しにせざるを得ないなど、高校の入試日程については流動的で現時点ではまだ決定されていません。ただ今日のお話では、京都の私学はもともとこれ以上入試日程の前倒しには、公立中学校からの要望もあって反対である立場をとっておられたこともあり、平成28年度も2月10日を堅持して、あとは公立に判断を委ねたいとのことでした。大阪もそうであるように公立高校の入試制度の変更で各府県の私学は振り回されているというのが実感です。最終決定はもう少し後になるようです。会議終了後は学校で会議があり、すぐに帰ったのですが、御所の雨上がりの紅葉の風情が目を引き、ほんの少しだけ覗いてきました。人も少なく静かで心が癒されました。