学校長ブログ

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常翔STEAM

2022/04/27

中学校では新1年生より、従来の「JOSHO CAREER-UP CHALLENGE」を刷新した「常翔STEAM」が始まります。
STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念です。技術革新が進みAIの影響で世の中が大きく変化する中で生まれました。この学習を通して、子供たちにこれからの時代に順応したスキルを育ててゆきます。

第1回の授業では、知窓学舎の塾長である矢萩 邦彦氏にSTEAMの特任講師をお願いしました。氏はいわゆるパラレルキャリアの持ち主で軽く10以上の肩書があり、俳諧師やミュージシャンとして活躍する一方で、探究塾の塾講師、社会学研究者として大学院でも教鞭を取ったり、ロンドンやソチのパラリンピックに公式ジャーナリストとして派遣されてもいます。

今回はSTEAMの主にリベラルアーツの基礎の授業をお願いしました。今からのSTEAMを学んでいく上で大事な基礎となるマインドセットを構築する講義ですが、約150名の中1生を相手の一斉アクティブラーニングは圧巻でした。難しい概念を扱っているのですが、生徒たちはいろんな「問い」に対し、食いつくように前のめりになり、何度もペアで意見をシェアしたり、積極的に発言する生徒も多くいました。

1年前半の「数理探究」の次は、1年後半から2年前半にSDGsで生きた英語を学び、その後、プログラミング、企業探究、科学探究と進んでいきます。高校進学後は、さらに高度な科学研究プログラムであるガリレオプランや、キャリア教育プログラムが待っています。生徒たちには、ワクワクする学びの中で、AI時代に生きるためのスキルをしっかりと養ってもらいたいと思います。