大阪私立中学校高等学校連合会設立60周年記念式典が、大阪市中央公会堂でありました。第1部は表彰式で、本校から私を含め11人が永年勤続の私学功労者として他私学の先生方と一緒に表彰され、感謝状を頂戴してきました。第2部は、ベストセラーとなった「国家の品格」の著者で、近著「日本人の誇り」が大きな話題となっている数学者であって作家の藤原正彦氏による「日本人の誇り」と題しての記念講演でした。教育で大切なことは、論理的思考力、知識（今も昔も最も重要、知識がないと何も考えられない、軽視することは国を衰退化する、小中高における国語の圧倒的重要性）、情緒力（美的感受性）である、惻隠（そくいん）の情（敗者や弱者をかわいそうに思ったりあわれむ気持ち、敗者や弱者への愛情・共感の情）が重要、虫の音を美しいと感じる国は世界でもまれで、四季のある美しい自然が日本人の美的感受性の源泉、文学・芸術・数学・物理などで秀でているのもそこからくるなど、時としてことばは過激でしたが、納得できることが多く、大いに参考になりました。

　昨年に引き続き、以前に集めた松ぼっくりや木の実の飾りつけを事務センターに置きました。

　　　　　　先月から飾っているフジバカマのドライフラワー