学校長ブログ

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化学の日

2020/10/23

本日10月23日は「化学の日」、化学では、物質(原子、分子、イオンなど)の量を表す基本単位としてモル(mol)が使われていて、6.02×10の23乗個分の粒子の量をまとめて1モルとして取り扱います。鉛筆12本まとめて1ダースと言うのと同じです。10月23日は、この「6.02×1023乗」(アボガドロ数)に因んでいます。1つの粒子の質量はあまりにも小さいので、質量数(陽子+中性子数)12の炭素原子に質量単位のgを付けた炭素12g中に含まれる炭素原子数が6.02×10の23乗個であることからこれをひとまとめにして1モルとしているのです。いちいち6.02×10の23乗個分の2倍量の炭素というのを2モルの炭素といっているだけです。普段日常ではモルという単位は使わないので、生徒たちのなかには、モルの計算が出てきたらわけわからないという人も結構いたりするのですが、概念をしっかりと理解すればとても単純です。月日の経つのは早いもので、化学を教えなくなって、すでに20年近くになってしまいました。

化学実験室と生物実験室の廊下壁面に掲示てある高校2年生で一貫Ⅰ類、スーパー、薬学医療系進学コースが取り組むガリレオプランの過去の研究事例