学校長ブログ

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企業探究学習校内発表会

2018/01/20

  高校キャリアプログラムのメインイベントでもある「JOSHO QUEST CUP 2018 企業探究学習校内発表会」を今年は門真のルミエールホールに移して開催しました。高校1年生が全員が取り組んでいる企業探究学習という授業のなかで、生徒たちが日本の著名な企業いずれかのインターンとなり、それぞれの企業から出されたミッションに対して、グループで企画をまとめて提案するといった内容のものです。4月から取組み、1学期終わりに出された各企業からのミッションに対し、企画案を7分間のプレゼンテーションにまとめ、2学期末にクラス発表、そこで選ばれたクラス代表と担当者から推薦された2チームの計18チームが、高校1年生全員、来賓、企業関係者、教育関係者、保護者、本校教員などを前に、ホールステージ上で発表しました。最近毎年感じることですが、いずれのチームもよく調べよく考えたなと思わせる発表ばかりで、皆が真剣に取組んできたことがよくわかる、また生徒たちの持っている可能性に限りがないということがわかる素晴らしいものでした。この発表会も回を重ね今年で12回目になりましたが、始めた頃とは比べものにならないほど発表のレベルが高くなってきたことを実感しています。文部科学省が勧めるいわゆるPBL(課題解決型学習)やアクティブラーニング型授業の典型で、今年も多くの学校関係者の方が見学に来られました。今後も本校の全教職員がこのプログラムの意義を十分に理解し、他校の模範となる取組みを続けて行って欲しいと願っています。審査は、18チームのなかから優秀賞6チームを選出し、その中からグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞を決定しました。結果は、グランプリがクレディセゾンの「人類を一歩進化させる新しい技術と考え方を活用したクレディセゾンらしいプロジェクトを提案せよ!」のミッションに取り組んだ7組"Zero gravity"、準グランプリはのテレビ東京の「人間の勇気を掘り起こすテレビとネットの枠を超えたありえへん∞メディアを提案せよ!」のミッションに取組んだ1組の"アドバンス"、審査員特別賞はこれもクレディセゾンのミッションに取組んだ14組の"Our Dream"の各チームが受賞しました。審査は5人の審査員それぞれが、調査力、論理性、表現力、独創性、ミッション達成度の5項目について採点し、その合計点で各賞が決められました。今年私はこの発表会が始まって以来初めて審査員から外れたのですが、選ばれなかったチームも含め、審査は難航したとのこと、それだけレベルが拮抗していて、選考には苦労されたと聞きました。発表チームのなかには用意したプレゼンの動画が流れず悔しくて涙が止まらない生徒やどうして自分たちがグランプリに選ばれなかったのか悔しがる生徒もいて、発表後も担当の先生や企業の方たちが慰めている姿が見られました。それだけ真剣に取り組んだ証しで、今は悔しくて仕方がないでしょうが、この経験は必ずや先で活きてくるものと信じています。生徒たちにはこのプログラムで得た様々な経験を是非とも次のステージで活かしてもらいたいと願っています。保護者の方にも多く来場いただいたこと、誠に有難うございました。また、この会の企画・運営に積極的に協力してくれた2,3年生の皆さんには、多くの方から称賛の声をいただきました。生徒やその他スタッフの皆さん、準備から進行、片付けまで本当に有難うございました。感謝します。

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 グランプリ

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 準グランプリ

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 審査員特別賞

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 優秀賞14組"Beautiful Day"

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 優秀賞2組"IN N.Y"

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 優秀賞14組"Our Dream"

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 オープニング映像、寸劇、司会進行、会場内整理・誘導などすべて2,3年生が買って出てくれました。これは司会進行の放送部、第1部~3部交替で緊張しながらもやりきってくれました。これも貴重な経験です。

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 審査発表までのアトラクション、吹奏楽部と先生とのコラボ、生徒たちを楽しませようと工夫を凝らした演出で大いに盛り上がりました。

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 審査員講評時

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 最後に優秀賞の6チーム全員で記念撮影(クリックで拡大版)