学校長ブログ

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中学校「総合サイエンス」中大連携 ⑤

2015/09/29

 昨日の中学1・2年生の「総合サイエンス」は5回目となる中大連携プログラムを実施しました。中学1年生は大阪工業大学へ出向き、工学部環境工学科の河村先生から「微細藻類が作る緑の原油」と題しての講義と実習体験、2年生は先日高校でもお世話になった広島国際大学医療栄養学部の塚本先生から「食のちからと健康について考える」と題しての講義を受けました。私は1年生に同行してきたのですが、中学生向けに非常に丁寧でわかりやすく説明してしていただきました。微細藻類の食物連鎖の役割、微細藻類から作られている商品(サプリメント、食べ物、化粧品)について、そして日本発の企業がボトリオコッカスというどこにでもいる微細藻類から石油を作ることに取り組んでいることについてなどを学んだ後、実際に河川敷のわんどへ行ってプランクトンを採集、持ち帰って顕微鏡で観察を行いました。残念ながらボトリオコッカスは見つかりませんでしたが、ブルボックスやアオミドロ、ミジンコをはじめいろいろなプランクトンを確認することができました。私が中学生の時に、このような講義と体験を受けていたなら将来このようなことをやるのもありかなと思ったことでしょう。子どもたちの将来への学びの一助になることを願っています。

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 いろいろなステージのボルボックスが観察できました。このボルボックスは顕微鏡で観察すると、幾何学的な立体模様のゆっくりと回転しているところが見られ、何とも神秘的で生徒たちも感動すると思います。是非とも学校で培養しておいて欲しいと思っています。

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 最後は研究室にあるボトリオコッカスをスライドグラスに乗せカバーグラスを掛けることで細胞が押しつぶされ、しばらくすると細胞壁から徐々に油粒が出てきているところを見ることができました。