学校長ブログ

BLOG

ヒガンバナ

2019/09/21

明後日は秋分の日でこの日を中心に前後3日の計7日間を「彼岸」と言い、昨日が彼岸の入りでした。彼岸とは仏教の世界で生死の海を渡って辿り着く悟りの世界とのこと、その反対側の人が住んでいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といい、彼岸は西、此岸は東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分は、この彼岸と此岸がもっとも通じやすくなる時との考えで先祖の供養をするようになったようです。丁度このに時期に咲くのが「ヒガンバナ」、学校前の道端に咲いているのを見つけました。いつも決まってこの時期に咲くので開花は、日照時間の関係かと思いがちですが、日照時間を感知するのは葉で、ヒガンバナは花が咲き終わってから出てきます。調べてみると、球根が冬の低温を経た後夏の終わりまでに花芽が形成され、気温が下がってくると地上に出て咲くようで、関東のほうではもう少し早く咲きだすことからも頷けます。ヒガンバナの開花は、地温が関係しているということのようです。

見かけた1時間後にはなくなっていました。誰かが抜いて持ち帰ったようです。