学校長ブログ

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ジャンボタニシ

2009/06/27

 久しぶりに大阪工業大学裏のワンド群に寄ってみました。水面近くの葦の茎に鮮やかな紅色の卵塊があちこちに付いていました。これは、南米原産のスクミリンゴガイという巻貝の卵で、日本ではジャンボタニシの名で通っています。昔、食用に輸入されたものの業者が廃業し、それが逃げて自然繁殖し分布を広げてしまいました。繁殖力がすごく、水田では稲の芽を食害する厄介者で、農水省も有害動物に指定しています。低温では冬は越せないのですが、最近の温暖化で、どんどん勢力を広げています。ワンドでも以前は見られませんでした。卵が大きいのと数が多いので生物の教材になりそうなのですが、どうでしょうか。

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