２月１８日（土）
この日、午前中は中学校で模擬選挙、午後は高校のガリレオプラン校内発表会を開催しました。

高校の一貫コースⅠ類、スーパーコース、薬学医療系進学コースで行っているガリレオプランは科学探究の授業です。１年生で探究基礎を学び、研究テーマを決めた後、２年次には８つのゼミに所属し、さらにその中のチームや個人で研究テーマを決め、１年間課題探究をします。基本的には、自分が疑問に思い研究テーマとしたい事を「リサーチクエスチョン」とし、仮説を建て、検証していきます。その中で文化祭でポスターによる中間発表、ゼミ選考を経て年度末のステージ発表と続きます。つまりこの日、ステージに立てた生徒たちは、すでに選ばれたチームであり、これまでの頑張りに敬意を表したいと思います。
さて、年々生徒の発表レベルが上がる中、今年は文系ゼミの発表が面白くて目立ちました。ただし、優勝は「モウセンゴケの食事の観察」を行った生物ゼミのチーム。食虫植物のモウセンゴケにいろんなものを与え、何を好むのかを推論していきました。また、審査員特別賞となった人文科学ゼミの「音象徴」のチームは、20年間の日本人に人気の名前を調べて、阻害音と共鳴音が名前にどう使われているか、その変化を調べました。惜しくも入賞とはならなかったけど、社会科学ゼミで、割れ窓理論を使って、常翔学園高校の全教室を調べて、きれいな教室のクラスと普段からゴミの多いクラスで成績の伸びを調べたチームがありました。統計処理を行なって、見事相関を証明しました。このチームは次の職員会議で先生方に発表して欲しいと思いました。（笑）
そして、その発表会の途中で一年生の企業探究のチームが見事企業賞を取ったと連絡あり！充実した一日でした。