2018年6月 8日
夏に白い花をつけるナツツバキ、平家物語に出てくる「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)をあらわす ・・・」のくだりの沙羅双樹(さらそうじゅ)の花は、日本ではこの樹がそれにあたるとされています。今年も家の前の植込みで咲いています。やはり今年は昨年よりは随分と早くから咲きだしていました。朝咲いた花が夕方にはポトリと花ごとが落ちてしまうことから、平家の栄枯盛衰、世の無常さを象徴する花として登場しています。本来の沙羅双樹というのは、お釈迦様が亡くなられたときにそばにあった木として、インドでは菩提樹とならび聖木とされいて、ナツツバキとは別の木を指すらしいのですが、日本では育たないため似たものを沙羅双樹にしたと言われています。
先月紹介しました(こちら)グロキシニア、たくさんの花が咲いています。