2018年6月 6日
本日、近畿地方の梅雨入りが発表されました。昨年よりは2週間早いそうですが、平年並みとのこと。この時期には、住宅地や公園などでひらひら舞うウメエダシャクという蛾をよく見かけます。私の家の辺りでも5月下旬よりよく目につくようになりました。この蛾は明け方から夕方に飛ぶ昼行性で、幼虫はいわゆるシャクトリムシと呼ばれるまだら模様のイモムシですが、成虫は優雅で模様もはっきりしていて、見る人にとっては、蝶と見間違うほどです。人自体には何ら害がないのですが、ウメ、サクラなどのバラ科をはじめ、多くの植物を幼虫が食べ荒らすので農家などでは嫌われているようです。農薬散布が減ったせいか、最近よく見かけるようになりました。
ムラサキツユクサが咲いていました。生物の原形質流動や減数分裂の観察材料によく使われます。