プロフィール 北尾元一

2017年8月 9日

アオダイショウの幼蛇

 この前の日曜日、いつも行く兵庫県の山里へ畑仕事に行ったのですが、ベランダにマムシのような蛇がいて、思わず飛び退いてしまいました。調べてみると、マムシではなくアオダイショウの子供のようです。背に横縞の模様がいかにも似ているのですが、よく見るとマムシの特徴である銭型の斑紋でないことからわかりました。大人のアオダイショウは知っていたのですが、子供は初めてみたので、マムシかと思いこわごわ金ばさみで挟んで他へやりました。か弱い子供の時期は毒蛇のマムシに似せて身を守っていると言われているようですが定かではありません。嫌われることの多いヘビですが、昔は人家に住み着いたネズミなどを食べてくれることから、守り神とされてきて、神社などでもよく祀られています。マムシもそうですが、性格は臆病でこちらから手を出さなければ向こうから逃げていくのですが、特に忌み嫌われるかわいそうな生き物だと思います。ただ、自然界では小動物を捕食し生物量の調整に一役かったり、逆にトビや肉食獣に食べられることもある大切な生態系の一員です。

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