プロフィール 北尾元一

2016年9月 2日

ギンヤンマ

 朝、本館1階のエントランスでギンヤンマが迷い込んで窓辺にとまっているのを見つけました。ギンヤンマはオニヤンマと並んで日本に広く分布している大型のトンボです。オニヤンマが山間の川が流れるようなところに生息するのに対して、ギンヤンマは池や沼、田などの流れのない、もしくは緩い水域に生息しています。小学生の頃、メスを捕まえて糸でくくり、トンボ釣り(旋回しているオスの前方にメスを放つと追いかけてきて、糸に絡み池や地面に落ちたのを捕まえる)をよくしたものです。最近はこのような平地性のトンボが少なくなってきています。

2016.09.02 ①.JPG

 これはオスで、メスはお腹のところが黄緑色で翅もやや褐色を帯びています。

2016.09.02 ②.JPG

 

2016.09.02 ③.JPG

 昔はこのように指の間ごとにたくさん挟んで、競い合ったりもしました。このあと窓から逃がしてあげました。わんどの方へ行けば、仲間たちに出会えるでしょう。