プロフィール 北尾元一

2015年1月21日

JOSHOキャリアセミナーⅡ

 高校のスーパー、特進、薬学医療系進学コース2年生を対象にキャリアセミナーⅡをOITホールで実施しました。昨年は、摂南大学法学部卒業生最初の弁護士、高橋太司氏に「行動のすすめ」~高校生へのメッセージ~と題して講演いただきましたが、今回は、NPO法人D×P(ディー・ピー)共同代表で通信制高校生などにキャリアプログラムやチャレンジプログラムを提供などをされている今井紀明氏から 「私の生きる道~挫折体験から起業への道」の演題で講演願いました。今井氏は2004年に起きたイラク人質事件の当事者で、当時18歳の青年が帰国後に受けたバッシングによって対人恐怖症になり、引きこもりになったこと、そこから大学へ進学、就職して立ち直っていった経験を通じ、生徒たちへ伝えたい想いを語っていただきました。ネガティブな経験は必ず誰かの役に立つ、社会へ出て働くうえで、一人でなく人(大人)を頼ろう、価値観の違いを実感するには海外への経験は必須、今はもやもやしている時期かもしれないが、自ら動かないと何も変わらない、これから社会へ参画し人に喜びを与える立場になって欲しい、それは職種なんて関係ない、プレッシャーにするのではなく楽しんで欲しいなど、生徒にとってとても参考になったのではないでしょうか。ただ、講演途中での生徒への簡単な質問に対する返答や講演後の質問があまりなかったのは少し残念に思いました。これからのグローバル社会では一番必要なことかもしれません。私としては、イラク人質事件の報道で誤報が多くあったとの話だったので、その具体的な話、高校卒業後すぐにイラクに行った動機、今回のイスラム国の人質殺人予告についてどのような考えでおられるのかなど、聞いてみたいと思いました。

2015.01.21 ①.JPG

 


2015.01.21 ②.JPG

 


2015.01.21 ③.JPG

 


2015.01.21 ④.JPG