文理進学コース2年生が、午前中に前内閣総理大臣の野田佳彦氏の講演をOITホールで聴く機会がありました。きっかけは、2年生所属の先生が野田氏が母校の早稲田大学の学生に対して講演しているテレビを見て、自分たちの生徒にもエールを送って欲しいとの想いで、ダメもとでお願いしたところ、快くお受けいただいたことにより実現しました。折角の機会なので2年生だけでも全員が聴講できればよかったのですが、OITホールの収容人数では叶いませんでした。講演は「素志貫徹・苦しい時こそ顔を上げよう！」という演題で、政党などの話はなしでお願いしました。毎年早稲田大学では講演されているそうですが、高校での講演は昨年愛知県の公立高校でして以来2回目とのことで、話す内容には苦慮されたようでした。政治家には縁もゆかりもない家系の者がどうして政治家になったか、幼少期に政治家を意識した瞬間、小学校6年の生徒会選挙で落選したこと、高校時代は柔道部で頑張ったこと、2年次の物理で欠点を取りそこから一念発起したこと、大学卒業後に入った松下政経塾での松下幸之助氏との話、支持母体なしで県議会議員に当選できたこと、衆議院選初当選後2回目は僅差で落選して苦労したことなど、高校生のために〇✕クイズも交えながら丁寧で優しい話口調で、わかりやすく話していただきました。最後には、座右の銘にされていて政経塾時代毎朝唱和していた「素志貫徹」（松下政経塾の五誓の一つ）を紹介され、常に志を抱きつつ懸命になすべきをなすならば、いかなる困難に出会うとも、道は必ず開けてくる、成功の要諦（コツ）は成功するまで続けることにある、諦めた時が失敗であると、そして、これから若い人たちが社会を支えていかなければならない時代、少しでも政治に関心を持ち、この中からも世の中のためになる政治家を目指す人が出て欲しいと激励いただきました。

　　　　　　　クイズ正解者に国会Tシャツを頂戴しました。