昨日は大阪私立学校人権教育研究会の管理職研修会の前半に参加後、9月よりお引き受けすることになった大阪私立学校生徒指導連盟（生指連）の委員長として、府立・市立・私立高等学校生徒指導連絡協議会の会合に出席してきました。この会議は、大阪の府立、市立、私立高校の生徒指導の中心になっておられる先生方が集まって、生徒指導に関する諸問題についての報告や情報交換を通じて、見識を深め今後の生徒指導に役立てることを目的に開催されています。今回は、生指連常任委員会が大阪私学30校、約3300人から今春にとった「携帯電話・スマートフォン」に関するアンケート調査の報告がありました。まず携帯・スマートフォンを所持していない生徒は全体の3.5％、スマートフォン所持は79.5％にも及ぶということで、急速に所持率が高くなっていること、その他ＳＮＳの利用、個人情報に関する意識、マナー意識、学校での使用、依存度、使用時間と問題行動に関することなど、現在の高校生像を推し量る意味でも興味深い内容でした。なかでも女子生徒の一日の使用時間が6時間以上が22.1％、浴室へ持ち込むが30.6％（ちなみに男子はそれぞれ9.3％、18.7％でした）には、少々驚かされました。最近特に気なっていたのですが、携帯・スマートフォンの依存度が高くなり、歩行や自転車乗車の安全、学習に対する集中力の欠如や勉強時間不足など、改めて危機感を覚えました。これに関しては自らの強い意志で、利用しない時間の確保を設ける工夫など、ご家庭の協力と学校としての指導の必要性を強く感じます。