2013年8月 5日
先週あたりから、校長室で飼育しているスズムシが鳴き始めています。昨年飼育していたものが、うまく孵化しなかったので、6月に本校教員宅で孵化したものをもらって育てていました。鳴く虫というと秋のイメージがありますが、多くの虫は、夏の暑い時期から鳴き始めます。鈴虫寺として有名な京都嵐山の華厳寺では、四季を問わず鳴き声を聞く事ができますが、これは飼育温度を管理して成虫を時期をずらして羽化させているためです。また平安時代の古文に出てくるスズムシは現在のマツムシで、マツムシがスズムシであるというのが定説となっています。
羽をこすり合わせて、ないているオス。スズムシは羽化したては、昆虫ですので羽は4枚あるのですが、しばらくすると後の羽(後翅)は抜け落ちてしまいます。
夏真っ盛り、毎朝アサガオが咲き続けています。