現在、高校1年生の総合的な学習の時間を１コマ使って「世界一大きな授業」を実施しています。世界で学校に通えない子どもが6,100 万人、文字の読み書きができない大人が7億7,500 万人もいる現状に目を向け、教育の大切さを世界で同時期に考えようと、日本では開発途上国で教育支援を行うNGOからなる「教育協力NGOネットワーク」と「プラン・ジャパン」という団体が共催している地球規模で展開されるイベントで、今回本校でも初めて参加しました。この取り組みは、「すべての子どもに教育を」を合言葉に2003 年にスタートし、2008 年には885万人が参加し、ギネスブックにも登録されました。日本でも、2012 年は502 校/ グループ、5 万5,485 人が参加しました。今年もこの時期に世界100 カ国で一斉に開催されています。生徒達には、世界の現状を知ってもらい、今ある環境に感謝するとともに、学校に通えない子ども達のために何ができるのか考える機会になればと願っています。

　女子教育の必要性や平和を訴えていたことで、14歳のときにイスラム武装勢力に銃撃を受け頭部に重傷を負ったが、その後奇跡的に回復したパキスタンの15歳の少女マララさんの話もありました。