プロフィール 北尾元一

2013年3月 1日

卒業式

 2012年度の高校の卒業式を挙行しました。今回の卒業生は、校名改称3期目の生徒で、常翔学園高校で入学した生徒で3学年初めて揃った時に入学しました。彼らも1期生、2期生と同様、学校が大きく変わっていく中で、3年間を過ごしました。式は厳かななかにも温かみのある、大変いい卒業式だったように思います。卒業生の振る舞いもすばらしく、どこに出しても恥ずかしくない立派なものでした。学校として誇らしく思ったのは私だけでないと思います。私からは、旭区の高校3年生で、先日1月30日に亡くなった久保田鈴之介君が、亡くなる直前まで、将来は世界中の難病患者のため、何か役に立つ仕事に就きたいという夢を持ち、希望を捨てずに最後まで頑張り続けた話をさせていただき、卒業生のみなさんにも、今一度この機会に、自分の人生、生き方について考えて欲しい、そして今、命があることに感謝し、自分を大切にするとともに、世のため、人のために、最後まで諦めずに頑張る人になってほしいとエールを送りました。終了後は各教室に戻り、保護者の方が見守る中、担任からのメッセージと卒業証書を受取り、クラスによっては個々に生徒が保護者への感謝の気持ちなどを伝えたり、先生に花束などを贈ったりしてクラスメートと名残を惜しんでいました。教室では涙が止まらず感動しましたと多くの教員から話しを聞け嬉しく思いました。多くの卒業生が学校にいつまでも残っていたいと思えるようなそういう学校でありたいと思います。来賓の方からも卒業式に対して、お褒めの言葉を多く頂戴することができました。

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 卒業生の答辞が終わった後、回れ右して保護者席に向かって、皆でお礼を述べてくれました。